はやぶさイベント巡り

2011年1月22日(土)
コスモプラネタリウム渋谷で「HAYABUSA −BACK TO THE EARTH− 帰還バージョン」を観た。
小惑星探査機「はやぶさ」の旅路をフルCGで描いてる。
以前から観ようと思いつつ、はやぶさ人気で人出が多そうで避けてた。
いまだに満席で人気を再確認。


万人向けなので専門性は低いだろうけど淡々としたドキュメントなタッチだと思ってたら予想以上にエモーショナルなバランスだった。
好きな人ならテレビで幾度となく放送されたあのラストシーンは汗が目に入ってスクリーンがぼやけて見づらいことだろう。
さすがに全天周スクリーンは迫力満点だけど輝度が低いかなぁ。
エンディング曲「想い出」の入ったCDがもうすぐ発売になるようだからぜひとも欲しい。


その後、ヒューマントラストシネマ渋谷キック・アスを観た。
超人的なアメリカン・コミック・スーパーヒーローになることを夢見る超人じゃない主人公のブラックなコミカル・ヒーロー・アクション映画だ。
主人公を喰い気味のヒロイン ヒット・ガールが可愛い。
ツインテールはどの国でもツンツン設定なんだなぁ。
スーパーヒーローの定番要素とは言え(常人の)主人公の飛行シーンはちょっとアレだけど、続編が楽しみな作品だ。


観てる最中、突如補助の照明が点いて上映が一時停止。
子供の頃はこういう事が時々起きたように思うが最近は覚えがない。
原因はよくわからないままだけど上映終了後に1年間有効の入場券が配られた。


2011年1月23日(日)上野の国立科学博物館の特別展「飛べ!100年の夢 空と宇宙展」に行った。
これもまた以前から行きたかったけど大人気のようで躊躇してた。
はやぶさ人気か、やっぱり人が多い。


お〜〜〜、ついにターゲットマーカーを間近で観ることができた。
小惑星イトカワ」にタッチダウンする時の目印として地表に放出した直径10センチ程度の銀色の玉だ。
出発前に募集して集まった88万人の名前が刻まれたアルミニウムのフィルムが入っている。
そばにいた小学生ぐらいの男子が「あの丸いのは何?」とお父さんに聞いてた。
テレビでも詳しい説明は無かったからなぁ、そりゃあまり知らないよね。


展示されてるサンプルにも名前は刻まれてるんだろうか?
極小すぎて文字が刻まれてるか確認できない。
う〜ん、自分の名前が刻まれた記念プレートを買ってないのが悔やまれる。
再販か、JAXAのサイトで自分の名前がどの位置に刻まれてるか確認できるサービスがあればいいんだけど。
予想以上に はやぶさブースが充実してたからカメラを持っていけばよかった。

遥かなる帰還

映画.com
『「小惑星探査機はやぶさ」映画化決定』


お〜〜〜!
ついに小惑星探査機「はやぶさ」映画化かっ!


スゲー!
やっちまいそうな匂いがプンプン香る企画だ。
始動するのが遅すぎないか?


ドラマチックな人気にあやかって作るんだろうからドキュメンタリーに徹するということも無いだろうし、気鋭の監督が独創的な切り口でマニアックに魅せるということも無く、フツーに無難なヒューマンドラマになるんだろうなぁ。


大病を患った天文好きの少年の過酷な日々と、次々と危機的障害に見舞われる「はやぶさ」をオーバーラップさせつつ、オーストラリアの夜のウーメラ砂漠で「はやぶさ」の帰還を待つ父と少年の感動のクライマックスとその前後の手術の成功とか。
いやいや、さすがにそんな芋版のようなベタにはしないか。


イカロス」のソーラーセイル並に期待は薄そうだけど、とりあえず、探査ロボット「ミネルバ」とターゲットマーカーの放出はしっかりと描け!



- 追記 - (2011年1月20日
シネマトゥデイ
『小惑星探査機はやぶさ映画化決定!JAXAが全面協力!日本を代表するキャストが集結予定!』


はやぶさ」に携わったプロジェクトチームと家族を中心に描くヒューマンドラマ、だそうだ。
多くの人が関わってるのだから当然人間味溢れる秘話もたくさんあることだろう。
ただ、多くのファンがそれを待ち望んでるのかな?


プラネタリウムで上映されていて非常に評価の高い「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」のようなタッチでもなく、ネットなどで注目の起爆剤となったファンタスティックな擬人化テイストでもない。
大ゴケのフラグが立つ中、安直に深い闇にチャレンジしてるようにも思えるけど、資金とキャストの力業で「はやぶさ」のように奇跡を起こすのか。
それにしても2012年公開ってのが遅すぎるよなぁ。。。

増える

asahi.com朝日新聞社
『マライアのXマス曲にヤギうっとり? 「乳増えた」英紙』
「【ワシントン=勝田敏彦】クリスマスの定番ソングの一つ、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」をヤギに聴かせたところ、乳量が増えたとの実験結果を、英紙デーリー・エクスプレスが報じた。科学的に立証された研究とはいえないが、クリスマス前の話題として米メディアも盛んに取り上げている。」


お〜〜!
ヤマサ醤油(ホンシメジ栽培)や音楽を流して醸造している酒蔵などは早速取り入れよう!
シメジの収穫量やアミノ酸の増加が見込めるかもしれん!
竹田製菓の「ありがとう卵ボーロ」も、、、個数が増えるかもしれん!
増えたら値段据え置きで増量してくれ。
買わんけど。


この手の話でイギリスというとMr.ビーンのアニメを思い出す。
確かMr.ビーンが庭で栽培してるスイカの大きさを隣の家と競って(コンテスト?)音楽を流して大きなスイカを育てるという場面があった。
もっとも制作がイギリスのアニメーション会社かどうかは知らない。
Mr.ビーンのネタならともかく。。。


そう言えば、白菜漬けを作ろうと思ってるけど「ヒムペキ兄さん」の歌でも流してみるか。
ヒムペキ兄さんとは、TBSラジオ JUNK 「バナナムーンGOLD」の1コーナーで、バナナマン 日村が爆笑替え歌を唄うというもの。
ヒムペキ兄さんの歌で乳酸菌が笑うかもしれん!
喜ぶかもしれん!
和むかもしれん!
旨味が増えるかもしれん!
(いや、歌は流さん。)


マライや・キャリーの歌は収穫量が増えると言うより、セールス用の付加価値に使う業者が増えそうだ。

6年後

なっ!?
なかなか、、、
ながいねぇ、先は。。。


今日金星探査機「あかつき」の金星への軌道投入失敗が確定した。
昨日、軌道投入後に何らかの問題によって「あかつき」が非常時のセーフモードホールドに移行しているという記者会見を見て「ぐはっ、また「はやぶさ」状態かよ!」と思った。
宇宙航空研究開発機構 JAXAにしても「のぞみ」のリベンジで「はやぶさ」の後というのもあって、なんとしてでも成功させたかっただろう。
残念だねぇ。
「あかつき」には各地の小学生などから募集した26万ほどのメッセージが載ってるし、「初音ミク」ファンなどもガッカリしてるだろう。
つーか、確か1000万募集で26万応募かぁ。
はやぶさ」より減ってるのはどういうことかと。


映画「コンタクト」の主人公 エリーが父の話から天文に興味を持つキッカケとなったビーナス。
う〜ん、金星の綺麗な写真を見たかった。


失敗とは言え、これが完全な終わりではなくて6年後に金星軌道投入へのチャンスが再び巡ってくるという。
上手くいったとしてそこからさらに2年の調査期間分が必要だけど機器の寿命は大丈夫なのかねぇ。
ともかく「はやぶさ」同様に気長に応援しよう。


ふと、メッセージ応募時に配布された「記念乗車証」を見ると「打ち上げ日から3金星年(2地球年)有効」と書かれてる。
ぐあっ!
銀河鉄道999よろしく無期限パスポートにしてくれよ〜〜〜。
再発行よろしく、JAXA。(笑)



「あかつき」関連報道の録画に海老蔵が邪魔!!!
建前臭い記者会見とその報道で歌舞伎界の広報に貢献すんなって。
どこにでも転がってるようなネタをしつこく延々と。

まみれてる

数日間体調不良で寝てた。


K2「ノロウイルスか? (治りの)鈍いウイルスか? 呪いのウイルスなのか?」


急激に回復してきたので起きて隣の部屋で用事を済まし、寝室に戻ってくる。
なんだか部屋の香りがモアッとしている。
む〜、風呂にも入ってなかったから体臭が籠もったか。
しかし、まてよ?と思って冷蔵庫に転がっていたトリュフを持ち出して嗅ぎ比べてみる。
クンクン、なんか似てないか?
体臭じゃなくてこの香りじゃねーの?
無理矢理すぎるか?


そんな事をしてたら知り合いのCくんがやってきた。



C 「やぁ、お見舞いに来たぞ。」
K2「心遣いはありがたいが、どうして手に焼酎を持ってる?」
C 「やや? それはトリュフか? トリュフがあるじゃないか!」
K2「買ったんだけどほったらかしてる間に白カビが生え──」
C 「作れ! 旨いもん作れ!!」


「トリュフ入りポテトサラダ」と「トリュフ挟み牛肉天ぷら」(天つゆ)を作った。
牛肉天ぷらをギュッと噛みしめるとジュワッと溢れ出てくる肉汁と脂がトリュフの香りに染まって口の中に広がり、思わず目を閉じてしまう。
自画自賛だが相当旨い。
作ってる最中にCくんは冷蔵庫を漁ってつまみを探してた。



C 「やや? これは松茸か? 松茸もあるじゃないか!」
K2「グッタリと寝込んでる間にビッシリと青カビが生え──」
C 「作れ! 旨いもん作れ!!」


インスタントじゃない松茸のお吸い物を作った。



C 「バクバク、ゴクゴク、ふぅ、ズズゥ、モグモグ・・・」


ひとしきり食べた後、



C 「松茸にしろ、トリュフにしろ、所詮キノコ。でかいカビのようなもんだろ?」


いや、松茸やトリュフがカビというより、オマエの食ってるものがカビまみれなんだ。






※:
言うまでもないが今回の松茸やトリュフは、「ありがとう」や「ばかやろう」という言葉を連日連夜浴びせかけ、キノコの心情(?)を揺さぶってグアニル酸グルタミン酸などの旨味成分がどのように増減するかを調べる実験のために買ったものではない。
もちろん、菌類の下した善悪(?)を自分に都合の良い解釈で勝手に断定しようとする試みのためでもない。
(書けば書くほど憔悴していくという。。。)

雄大な青

ラジオを聴きながら書き物をしていたらジャック・マイヨールの話題が流れた。
リュック・ベッソン監督の映画グラン・ブルーという海やイルカやフリーダイビングがテーマの作品に協力した有名なフリー・ダイバーだ。


ずいぶんと前の話になるけど、ある時知り合いのBくんが東京の街中で仕事をしてると突然外人のおじさんに話しかけられ仕事について質問をされた。
なにやらBくんの仕事に惹かれたらしい。
Bくんはおじさんの熱意を感じたのか作業を止めて説明をしたという。
しゃべってると時折通りすがりの人が驚いたようにこちらを見ていく。
ずいぶんと今日はモテるな、と思ったとか思わなかったとか。(笑)
Bくんはその時はわからなかったが後でそのおじさんがジャック・マイヨールだと知った。


ジャック・マイヨールは、Bくんの仕事の様子を見てその手法がダイビングに生かせないかと興味を持ったというのだ。
具体的には忘れたが、Bくんはその説明をした後にジャック・マイヨールからどこだかに遊びにおいで、と誘われたらしいがその時点では何者かわからなかったこともあって行かなかったとのこと。
そりゃそうだ。
ジャック・マイヨール親日家でもあり別荘も持っていて日本に居ることもよくあったようだから館山の別荘へのお誘いだったのかもしれない。
Bくんは若かったし映画グラン・ブルーも知らなかった。
行けばよかったかなぁ?とちょっぴり残念そうだった様子を思い出す。
ついでに、当時大迫力の映像で話題になったインデペンデンス・デイのストーリー展開の予想をしあい、映画を観たBくんが「うわ〜、まんまK2の予想通り。。。」と感想を漏らしていた様子も思い出す。


その後いくらか月日が流れ、ジャック・マイヨールもBくんも自ら命をなくした。

ドーン! フワァサ〜、パクッ

小惑星探査機「はやぶさ」の、)
カプセルをパカッと広げてその横んところになんか鉄球みたいなのをドーン!と落としたら、フワァサ〜と上がった奴をカプセルがパカッと捕ってそれを持って帰ってくる予定だったんだけど、その鉄球ドーーーン!のね、鉄球ドーン装置(TKD)が、TKDがもうまったく動かねぇと。
鉄球ドーン!のボタンを何度もT・K・Dの順に押してんだけども、Dがへっこんだままになってっから。
Dがへっこんだままカッパカパになってて、オイ誰かこれジュース飲んだ? ジュース飲んだ、これ?
オレンジ乾いてベットベトの奴でDがへっこんじゃってっからTKD無理だわ、みたいな状況になっちゃって鉄球がドーン!と出てねぇから、ドーン! フワァサ〜、パクッのドーン!がねぇから、フワァサ〜の量がほとんどねーだろ。
ただ、引力がすげー少ねーから、着地したりとか、その、カプセル出した時とかの衝撃で、

「、、、ポスッ。。。」
って、なってっから、その「、、、ポスッ。。。」分だけでも取れてれば、ポスッてなってる毛埃の中にスゲェ地球には未知の毛埃みたいな奴が入ってたりとかするとイイじゃねーか?
みたいなのをみんな期待してるんでしょ。
TBSラジオ JUNK 伊集院光深夜の馬鹿力」(2010年06月14日)より



小惑星探査機はやぶさのカプセル内の「、、、ポスッ。。。」な1,500個の微粒子が小惑星イトカワの由来であると断定された。
さすがにJAXA事業仕分け直前という発表タイミングに政治臭もあって、はやぶさミッション成功捏造説」信者の筆の運びがまた一段と元気になりそうには思うけど、成果はめでたい。


はやぶさプロジェクトは個人的にはイトカワに自分の名前入りのターゲットマーカーを落とす事が成功した時点で結構満足してた。
その後のはやぶさの艱難辛苦の帰路は技術者たちの熱意によりとても素晴らしく、個人的にも満足の後のオマケとは言えないほど大きく感動的だった。
そして今回のイトカワの微粒子断定は、「ついに完遂しやがったな、コイツ!」という感じ。
(虚空に消えたミネルバだけが心寂しく。。。)


で、話が戻るけどはやぶさプロジェクトには最初から約88万人の署名があるが、イトカワへのタッチダウン時のターゲットマーカーに刻まれているという話はほとんど取り上げられていない。
「国民からは注目されていなかったミッションだったが、次々と立ちはだかってくる厳しい困難を技術者の熱意が打ち勝っていく、ことで関心が急激に高まった」というストーリーを紹介するのには邪魔なのだろうか?

全世界で88万人程度だと国家事業としては少数かもしれないけど、発表前の作品にすでに88万人のファンが居た、と考えると決して少ない立ち上がりとは思えない。
宇宙や科学技術に関心が低い国民性はもちろんのこと、広報が弱い事もあってミッション開始後の注目の伸び率は悪いんだろうけど。

そういや、「あかつき」イカロス」も同様に署名やメッセージの募集キャンペーンがあったけど、打ち上げ成功時にもその点について少しは報道はあったものの弱め目だったように思う。
う〜ん、具体的に確認できず、イマジネーション頼みになるからかねぇ。