ドーン! フワァサ〜、パクッ

小惑星探査機「はやぶさ」の、)
カプセルをパカッと広げてその横んところになんか鉄球みたいなのをドーン!と落としたら、フワァサ〜と上がった奴をカプセルがパカッと捕ってそれを持って帰ってくる予定だったんだけど、その鉄球ドーーーン!のね、鉄球ドーン装置(TKD)が、TKDがもうまったく動かねぇと。
鉄球ドーン!のボタンを何度もT・K・Dの順に押してんだけども、Dがへっこんだままになってっから。
Dがへっこんだままカッパカパになってて、オイ誰かこれジュース飲んだ? ジュース飲んだ、これ?
オレンジ乾いてベットベトの奴でDがへっこんじゃってっからTKD無理だわ、みたいな状況になっちゃって鉄球がドーン!と出てねぇから、ドーン! フワァサ〜、パクッのドーン!がねぇから、フワァサ〜の量がほとんどねーだろ。
ただ、引力がすげー少ねーから、着地したりとか、その、カプセル出した時とかの衝撃で、

「、、、ポスッ。。。」
って、なってっから、その「、、、ポスッ。。。」分だけでも取れてれば、ポスッてなってる毛埃の中にスゲェ地球には未知の毛埃みたいな奴が入ってたりとかするとイイじゃねーか?
みたいなのをみんな期待してるんでしょ。
TBSラジオ JUNK 伊集院光深夜の馬鹿力」(2010年06月14日)より



小惑星探査機はやぶさのカプセル内の「、、、ポスッ。。。」な1,500個の微粒子が小惑星イトカワの由来であると断定された。
さすがにJAXA事業仕分け直前という発表タイミングに政治臭もあって、はやぶさミッション成功捏造説」信者の筆の運びがまた一段と元気になりそうには思うけど、成果はめでたい。


はやぶさプロジェクトは個人的にはイトカワに自分の名前入りのターゲットマーカーを落とす事が成功した時点で結構満足してた。
その後のはやぶさの艱難辛苦の帰路は技術者たちの熱意によりとても素晴らしく、個人的にも満足の後のオマケとは言えないほど大きく感動的だった。
そして今回のイトカワの微粒子断定は、「ついに完遂しやがったな、コイツ!」という感じ。
(虚空に消えたミネルバだけが心寂しく。。。)


で、話が戻るけどはやぶさプロジェクトには最初から約88万人の署名があるが、イトカワへのタッチダウン時のターゲットマーカーに刻まれているという話はほとんど取り上げられていない。
「国民からは注目されていなかったミッションだったが、次々と立ちはだかってくる厳しい困難を技術者の熱意が打ち勝っていく、ことで関心が急激に高まった」というストーリーを紹介するのには邪魔なのだろうか?

全世界で88万人程度だと国家事業としては少数かもしれないけど、発表前の作品にすでに88万人のファンが居た、と考えると決して少ない立ち上がりとは思えない。
宇宙や科学技術に関心が低い国民性はもちろんのこと、広報が弱い事もあってミッション開始後の注目の伸び率は悪いんだろうけど。

そういや、「あかつき」イカロス」も同様に署名やメッセージの募集キャンペーンがあったけど、打ち上げ成功時にもその点について少しは報道はあったものの弱め目だったように思う。
う〜ん、具体的に確認できず、イマジネーション頼みになるからかねぇ。