「はやぶさ」の目覚め
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『「はやぶさ」の通信が復旧 燃料漏れは予想以上』
惑星イトカワへ着陸後の昨年12月から、地球との交信が途絶えていた探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は7日、「通信が回復し、現在位置や機体の状態などを把握できた」と発表した。ようやく息を吹き返したはやぶさだが、発生した燃料漏れが予想以上の規模だったこともわかった。宇宙機構は今後、地球への帰還を目指した運用を進める。
お〜〜〜、はやぶさが復活をしたようだ。
今年の中盤あたりまで状況の変化は無いのかと思ってたけど、思ったより早かった。
しかし、化学燃料の漏れなどで状況自体はさらに深刻になってるようだ。う〜ん…。
単純に地球へ戻ってくるのだけを目指してるわけではなくて、小惑星イトカワで採取できてると考えられている小惑星の破片の入ったカプセルを地球へ投下するのが目的だから、カプセルが大気圏突入時に熱で燃え尽きないように適切な角度が必要になる。
そのためには帰還時のはやぶさと地球の位置関係が大事なのだが、姿勢制御する化学燃料が無く、航行用の光学エンジン(イオンエンジン)の燃料のキセノンガスを噴射することでどれだけ正確な位置に持ってこられるのだろう。
心配は尽きない。
はやぶさが予定通りに帰還する10年6月頃には、現在建設の進められている国際宇宙ステーションもあることだし、カプセルを宇宙で受け取ったりすることはできないのだろうか?
はやぶさの減速は難しいとして、放出したカプセルを今年1月に彗星の「ちり」の入ったカプセルを地球に投下したNASAの探査機「スターダスト」が「ちり」を受け止めた「エアロゲル」のように柔軟に受け止める装置を用意したりするのは難しいのだろうか。
難しいんだろうねぇ。
心配とJAXA(宇宙航空研究開発機構)の苦難の道は終わらない。
がんばれ!
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『「はやぶさ」の通信が復旧 燃料漏れは予想以上』
松浦晋也のL/D
2006.03.07
『はやぶさは生きていた』