血液型診断を診断
血液型性格判断なんてのはまったく興味無く、出会う人出会う人に「A型でしょ?」と言われ続けてきたB型なわけだけど、少し前にネットのあちこちで血液型性格判断が話題になっていたことが記憶にもあったのでふと目についた『パラサイト式血液型診断 藤田紘一郎 (新潮選書)』なんて本を読むことにした。
作者は、寄生虫学の研究者でもある。
デートといったらまずは東京都 目黒寄生虫館を見学してから昼食はきしめんというデートプランを持つK2だ。
(なぜ相手の眉間に深い亀裂が入るのか、わからない。)
以前にこの人の寄生虫の本も読んだことあるな。
血液型によって性格がある程度規定されているとする作者は、
「最初、O型しか存在しなかった血液型がさまざまな腸内細菌によってA、B、O、AB と変化した。血液型によってかかりやすい病気があり、かかる病種の違いや、かかりやすさ、重症度の違いが結果として血液型による性格の違いを生んだのではないか。」
と考えているようだ。
伝染病に弱い血液型は内向的で強い血液型は社交的とか、生活習慣病はストレスが原因となることがあり、生活習慣病にかかりづらい(=ストレスに強い) 血液型は持久力のある性格になるだとか、まぁ、そんな感じ。
読んでるとすぐに心に何やら真っ黒な雲がどよどよ押し寄せてきて「竜巻か?これ、オカルトな竜巻が発生する予兆か?」って気がしてくる。
検索してみると作者が波動測定器を利用している話なども出てきて、予報的中のようだ。
ぐはっ、危なく猛烈な風速のドス黒い風に巻き込まれ数十メートル吹き飛ばされるところだったよ。
ま、そんなとこでこの作者の立ち位置が予想できたので、眉毛がベタ濡れするぐらい唾を付けながら読み進むことにするか。
腸内細菌のみならず寄生虫も血液型に影響を及ぼす可能性があるとして、ある種の寄生虫が生物の行動に影響を与える事例を出している。
食物の好き嫌いも宿主の好みではなく、腸内細菌や寄生虫の好き嫌いである可能性があるとか。
つまり、腸内細菌や寄生虫が嫌いなものは宿主にとって食わず嫌いや幼い頃からの食生活などに関わらず「根本的に合わない(嫌い)」ということらしい。
ほぉ〜、ならB型(K2)の嫌いな食べ物は 「ネギ」 だな。
参考データが載っている。
(P.J.ダダモ医師の考えた血液型別の食事)
「からだに合わない食べ物」
『B型』
鶏肉、ウズラ、タコ、貝、アイスクリーム、小麦、カボチャ、トマト
(藤田氏の考えた免疫血清学的見地から血液型別の食事)
「からだに合わない食べ物」
『B型』
豚肉、ナマズ、ウナギ、サンショウウオ
。。。
何ひとつ嫌いなものが無い!
ネギも出て無い!!
(サンショウウオを食った記憶は無いけど。)
つーか、ついこの前鶏天ぷらをむしゃむしゃ食って奥歯に詰めてた金属が取れたり、デュラム・セモリナ100パーセントな小麦のペンネ・アラビアータ(トマトソース)をバクバク食べたりしていたが。
ウナギも大好きだし(東京式の”蒸し”を入れるのはダメだね、ありゃぁ。(ウナギの蒲焼きとして。))、豚肉もわざわざ黒砂糖と泡盛を用意して数時間煮込んで沖縄のラフティを作ったりするぐらい好きだが。
イカ、タコ嫌いな奴がなんで頻繁にタコ焼き作るか!
つーか、どの血液型を見ても嫌いなものが無い。
(好き嫌いというより合う合わないなんだけど、血液型別に細菌(寄生虫)の好みの影響を受けるということなので。)
まだ書籍の第二章だというのにもう眉毛が唾でベトベトですよ。
この先に何かを期待!
懺悔:
今まで覚えているだけでも最低2冊の寄生虫関係の書籍を読んだことがあった。
いつのまにか記憶の中で2冊の作者が同じでそれは目黒寄生虫館の館長だと勘違いしていた。
今回、「パラサイト式血液型診断」を見た時も気づかず、検索で波動測定器の話などが出た時は、「オイオイ、寄生虫館の館長ってぶっ壊れている?」と思った。
いつかまた寄生虫館に行く機会があったらスタッフにでも、
「良い波動が生活環境を改善するなら寄生虫たちも宿主の人間に「ありがとう」って声かけするべきですよね?」
とニヤニヤしながら聞いてみようかと思っていた。
危なく大恥をかくとこだった。。。
目黒寄生虫館様、すまん。
gooニュース (産経新聞社)
『 男性教師、強い抑鬱感 他職種標準値の1・8倍 ストレスにさらされ 』
「気分が沈むなどの抑鬱(よくうつ)感が強い男性教職員の割合は、さまざまな職種の標準値に比べ1・8倍に上ることが11日、財団法人労働科学研究所が設けた「教職員の健康調査委員会」の調査で分かった。仕事量が多いと感じる女性は4・6倍にも達し、教師らが強いストレスにさらされている実態が明らかになった。教師のストレスに的を絞った調査は初めてという。」
教師をストレスに強い血液型に。。。
ダメか。
(あ〜、ドス黒い竜巻が。)