体を透視する少女
ディスカバリーチャンネルで「体を透視する少女」という番組を放送してたので見てみた。
透視する少女とは、フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」でも放送してたナターシャのことだ。
CSICOP(サイコップ)による実験で、ナターシャに透視実験をさせて能力を探る番組のようだ。
数年前のものじゃないかな?
アンビリバボー出演以前かな?
2種類の実験を行う。
1つ目は数人の患者を透視させ見解を聞く。
数人を透視した結果、ナターシャの言葉を信じた患者もいれば疑ってる患者もいる。
「言葉数が多い(いつか当たる)」、「曖昧な表現(外れても逃げられる)」、「私は医者の診療で発見できないモノがわかる(将来的に病気になる可能性がある)」などなど。
実験を見たサイコップは、「ナターシャは患者との駆け引きで答えを導き出してるのではないか。」と考えているようだ。
もう1つの実験は、
病気などで内臓器官を切り取ってる人や補強用の金属などを埋め込んでる人、7人を用意し、どの人がどのような処置かをナターシャに透視させるというものだ。
あらかじめ処置内容はナターシャに伝えてある。
7人中5人の処置が当たればナターシャの能力を認める、という判定だ。
実験前からナターシャが「いつものやり方と違う。」とごねまくる。
結果は7人中4人的中。
この数字だけ見ると十分凄いのだが、1つ目の実験時では患者に対して次々と見解を述べたナターシャだったが、2つ目の実験では処置も分かっていて誰にどの処置がほどこされてるか透視するだけだったのに、数時間もかけて何度も処置内容などを協議し直している。
サイコップの結論は、ナターシャは超能力者ではなく彼女には、「類い希な説得力がある。」でした。
彼女が見てきた多くの人たちは、「何かを求める」系統の人で彼女の周りに進んで集まり、「説得力」を持つ彼女の言葉を「信じる」タイプの人たちだろう、と。
結局、ナターシャの信奉者とはニューエイジやスピリチュアルな話にのめり込む人なわけね。
「無くても信じる」「信じたい」わけだ。
「奇跡体験!アンビリバボー」の撮影裏話は、↓でどうぞ。
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