火星で43,200,000秒(・◎・)

NASAが有人火星探査計画の最終報告書案を出した。

居住設備を搭載した2機の無人貨物輸送ロケット(貨物船)と6人の飛行士の乗る宇宙船と合わせて3機で長距離航行後、火星に着陸して500日の滞在を目指すという壮大なものだ。



最初から500日の滞在が決定してるわけではなく、様子を見ながら決めるということだが、さすがに500日は凄いなぁ。

人類史上誰も行ったことのない惑星とは言え、クラッシックなSF映画のように痛快な冒険が待ってるというわけでもないし、予想される危険は怖いけどワクワクするといった類じゃなくキリキリと胃が痛くなる物ばかりだろうし、火星での行動もとても地味だろう。



地震列島の日本で時々放送する地震の番組を見ては心配になり、タンスの上の重い荷物を降ろすけど何日かたつと忘れてまた元の場所に戻ってるような状態じゃなく、頻繁に起きる猛烈な砂嵐に慣れずに眠ることもできないんじゃないだろうか。



しかも500日と行ってもそれは火星地表での滞在日数で、出発から帰還まで入れると約912日、およそ78,796,800秒の道程だ。ぐはっ。



ストレス発散や体力維持のためにNASA製スポーツ器具を積んでても2年半もみんなが猛烈なストレスを爆発させてたら途中でブッ壊れるんじゃないだろうか。

時刻を表示してるデジタルを何万回も指で叩くことになりそうだ。

やっぱ人間には宇宙はデカすぎるんだろうなぁ、宇宙都市とかでまともな暮らしをしながら移動しないとやってられないよね。



しかし、きっとこういうミッションに選ばれる飛行士は縦横10万目のクロスワード・パズルとかを黙々と解くような人たちだろうな、凄い。