「秘境へ行け!」- 新しい波動健康法 -
読み終えた感想を。
「現代科学・医学では扱えない範囲・存在。」
「半信半疑の理科系人間の自分が波動を認めるにいたる経緯」
「科学・医学批判はするのに、波動送波器は音波の共鳴をヒントに医師団の研究で作られたと力説 。」
「現代医学の医療機器と違って電力も使わないで効果を発揮する素晴らしい波動送波器だが、数値をデジタルで表示するタイプは便利。」
「思いませんか?ではないでしょうか?と誘導を繰り返す。」
上記の中身を繰り返し、三倍増しぐらいにページを増やして波動送波器の説明を付け足し、さらに「あとがき」で「はじめに」と同じ話を繰り返す内容だった。
「地中を流れる水脈の波動」「断層、地面の亀裂、洞窟が発する波動」はマイナスの波動で人間に悪い生理的影響を与えるのだそうだ。
「水は答えを知っている」の水の結晶の善し悪し判断と同じで、綺麗に整ってるのは人間にとって素晴らしい存在の証とか荒々しい様子だとダメとか、単なるその人の価値観・イメージじゃん。
K2 なんかは荒々しい海とか断崖絶壁もワクワクしたり、自然は凄いなぁ、なんて畏敬の念を感じたりするものだが。
自分の価値観・美的感覚が単純で幅が狭いことをみんなに知ってもらいたいのか?この人は。
いや、たぶん波動が、そうなんだろうな。
やたらと現代社会のストレスを引き合いに出すが、ストレスをたっぷり抱えてるのは著者自身だな。
この人は人の心配をして波動を伝えようなどとしないで、すぐにでも生涯 開発の手も伸びて来ない国外の未開の地にでも行った方が良い。
波動が認められ無い事でストレスを感じたりする事も無いだろうし、大自然の中で人工的な事を全て忘れて奔放に生きる方が遙かにいいだろう。
『私の感覚能力は、どうも人並みより劣るような気がしてならないのです。』
その通りだと思う。
「秘境へ行け!」
わけわからん虫に寄生されたり、風土病に冒されたりして、
「医者に行きたい〜〜。」
と思うかもしれないが、その時こそ、電力もいらない万能治療の波動送波器が役に立つだろう。