どんなワケ

20世紀フォックス版 「はやぶさ/HAYABUSA」の上映がはじまった。
小惑星探査機「はやぶさ」の映画だ。
東映版「はやぶさ 遙かなる帰還」が2012年2月11日、松竹版「おかえり、はやぶさ(3D)」が2012年3月10日公開となっている。
東映と松竹は遠いなぁ。


はやぶさ/HAYABUSA」は連日のようにテレビのコマーシャルで流れるfumikaの「たいせつな光」が耳に残る。
本編よりこの歌にやられそうだ。


fumika Official Blog
『「たいせつな光」music video公開!』


そんなワケで有楽町 丸の内ピカデリーに「世界侵略:ロサンゼルス決戦」を観に行くことにした。
はやぶさわっ!?)


世界侵略:ロサンゼルス決戦 - オフィシャルサイト


有楽町駅そばのタイ料理「あろいなたべた」で、夜メニューのソムタムも食いてぇーなどと思いながらランチメニューのカオカームーを味わう。
カオカームーは豚足を、八角を香り付けに醤油と砂糖で甘く柔らかくなるまで煮込んだような料理。
(と書いたがあれは豚足じゃなくて皮付き肉だと思う。)
ランチの定食はご飯にかかって出てくる。
食べた後劇場に向かった。


この映画は、「インデペンデンス・デイ」「宇宙戦争」「スカイライン」などと同系の、宇宙人による力業真っ向勝負な地球侵略モノだ。
突如知性的な戦略と高度な兵器で襲ってきた宇宙人群に対する米軍。
グイグイと海兵隊押しでマッチョなアメリカ戦争映画となっている。


リアルな映像で大迫力なのだけど、エイリアンが人間に捕まり無理矢理衣服を脱がされ肌があらわでイヤンな場面が来る頃になると、序盤に感じた脅威がすっかり消えてしまうのが残念。
どうして君らはいつも軟体なんだ。
そんなに水が好きなのか。
進化して多少は水陸両生なのかもしれないけど、その肉体で採掘技術や鉄鋼技術を発達させ、次第に高度な文明を築いて宇宙に進出。
その艱難辛苦な道程を想像するだけでも目頭が熱くなる。
ヌメヌメした親子の愛と夢の会話が幾千世代語られてきたことだろう。
はやぶさ」的社会現象も何度も起きたに違いない。
そうして莫大なコストをかけて宇宙をさすらい地球に攻め込んで来ては、マッチョな兵士に取っ捕まってケツ(?)を蹴られたり、頭(腹?)を殴られたりして敗北していく。
これじゃあ、人類侵略が目的のイカちゃんも口先ばかりでたやすく実行できずにヒエラルキーの最下層で日々アルバイトに努めるワケだ。


金属を利用してるということは、彼らもまた超新星爆発後に生まれた惑星で芽生えた命なんだろうなぁ、宇宙では近いタイミングで生命が生まれてるのかもしれない。
などとよくわからないことを考えてみるものの、ソムタムが食べたくてしかたがない。
宇宙人襲来は困るが家ではこの瞬間もSETI@homeが動いている。