お知らせ

知り合いと酒でも飲むべってことでツマミに厚焼き卵を作ろうと思って生卵を買ってきた。

卵を焼くためにフライパンを用意してると後ろで、

「バキバキグシャッ。」

と何が起きたかハッキリわかる音がした。

知り合いの足の下のスーパーの袋からミルクセーキになりかけた生卵が床に流れ出している。

「オイオイッ!」

一応、袋の中を見て4〜5個は無事なのを確認した。

「足を置く時に袋が有ることぐらいわかるだろっ。厚焼き卵だからまぁイイケドさぁ。」

と袋をどかして床に流れだした卵を拭き取っていると、

「バキバキグシャ。」

今度は自分の足の下で音がした。

生き残っていた生卵も完全にミルクセーキ状態ですよ。

しかもまた床に流れ出しているし。

「・・・・・。」

「・・・・・。」



そんなこんなでグズグズになった卵で小さい厚焼き卵を作って酒を飲んだ。

知り合い:「そういや、新聞に出るとかどうとか?」

K2 :「グビグビ、あ〜、そうそう、プハッ。」

知り合い:「スーパーのウインナー試食で多めに食べていて捕まったとか?」

K2 :「・・・どんだけ些細な悪事だよ。」





てなことで、31日(明日)の毎日新聞 「理系白書」で「科学と社会」というテーマのシリーズのひとつとしてニセ科学を取り上げていくそうで、「波動注意報」の話が掲載されるようです。

(MSN 毎日インタラクティブの方にも掲載されるとか。)









── コメント追記(2010年6月15日) ──
はてなの仕様上他サイトからの移転時にコメント・ログを読み込めなかったため。)



そのMSNの「理系白書」を読んで検索して来ました。
私も「蔓延する似非科学」にはウンザリしています。
「科学に弱い一般人」ならいざ知らず、科学的な専門教育を受けたはずの同業者(理系?)までもが、簡単に騙されているのが信じられません。
出来ましたら、ウチのHPからもリンクさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?

Yam 2007/01/31 3:38 PM







新聞読みました。
応援したいです。
本当に「なんで信じるの」って人が多すぎます。

Yes634 2007/01/31 4:11 PM







MSNを読んでリンクから来ました。当店でも、波動の出る布団を販売しております。本当に”波動”なるものが出ているのか?それは計測出来ない状況です。ただ、この布団を作られた方は、波動を「ナノ以下の大きさの電子エネルギー」という形で定義づけています。その電子エネルギーによって、ミトコンドリアを活発に活動させ、それによって細胞のエネルギー生産量を上げ、健康に近づけていくのだ、と。最初は信じられませんでしたが、この布団で寝ていると、本当に凄い効果が出てくるので、一概に波動を否定することも出来ません。「効くと信じることで効く」そんなプラシーボ(偽薬)効果なのかとも最初は思っていました。でも、最初から疑う人にも効果があるとなると・・・。波動は、本当にないものなのでしょうか?

bonn 2007/01/31 8:00 PM







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コメントありがとうございます。


● Yamさん
こんばんは、いらっしゃいませ。
どうぞ、どうぞ、自由にリンクしてください。


● Yes634さん
応援ありがとうございます。
以前ですが両親すら「波動」を持ち込んだ知り合いを擁護するという状況もありましたし、まわりに応援してくれる方はあまり居ないので嬉しく思います。




いろんな立場の人が居ると思いますが、純粋に信じる方の場合はおそらく、「その人にとっての信じるに値する何かの理由」がそれぞれあるのだと思います。
(例えば、直感的な判断や実感したという何かの体験、信仰や人生観や願望と合致、メディアや信頼している人の話だから、科学で証明されたという話だから など)

直感は「思考のきっかけ」には大事ですが単純に結論にしてはイケナイし、人間には錯誤が有るので体験は必ずしも確かな事とは言えません。自分の実感を擁護したいという気持ちもあります。
ある程度はメディアリテラシーも必要ですし、科学風な言葉にも注意が必要ですね。

ニセ科学・オカルトな話を無くせるとは思いませんが、小綺麗な理想論を追いかける社会なのかどうもバランスが悪いように思います。
詐欺的な事件やオウム真理教などの事件もあるわけですから、もう少し懐疑的な視点を持つバランスの良い社会になれば良いですね。

(あ、そういえば新聞では『「おかしい」と直感して断ったが、』と書かれていますが、直感のみで判断したわけではありません。当時はまだ「波動注意報」を作る前でしたが情報を探しました。)

K2 2007/01/31 10:31 PM







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● bonnさん
こんばんは。
素人の私があまり科学的説明をしても仕方無いと思いますから、より具体的には商品の詳細な説明を用意して 大阪大学 菊池誠さん、学習院大学 田崎晴明さん、山形大学 天羽優子さんなどに聞かれるとよいかもしれませんね。
ここではbonnさんの文章内容を見て、科学好き程度の私が言えること・疑問などを書きます。

◆ まず業者によって波動の定義はバラバラです。(いくつかの同類の系統分けはできます。)
科学的効能(物理的効果・現象)を謳う商品としてはこの時点ですでにおかしいですね。
・「波動の出る布団」の場合は、「量子力学(風)を装った説明パターン」かな?と思います。

◆ 「電子エネルギー」とは電気?磁気?それとも「電子レベルに働く未知の力?」。
・ 電磁気であるなら計測可能ですし、そもそもそれは「波動」では無く「電磁気力」でしょう。
・ 「未知の力」であるならどうやって製品化?
・ 「計測できない状況」とはどういう意味でしょうか? 科学的に「布団から出る波動」が計測不可能という意味でしょうか。それともbonnさんには計測する手段が無いということでしょうか。わかりません。

◆ 「細胞のエネルギー」って何でしょう?

◆ 文章からは具体的にどのような「凄い効果」があったのかわかりませんが、「波動の出る布団」と謳われる商品で体調などに何らかの変化があったとしてもそれが「波動の効果」とはどこで判断できますか?

◆ 判断しやすい話としてですが、科学性を謳った商品なら「原理は不明でも効果の存在」をまずは科学界で認めてもらえば良いのです。研究によっては何十年もかかるかもしれませんが科学の世界でせめぎ合って認めてもらったその後その効果を発揮する商品を製造・販売をすれば良いのです。
効果の有る商品がすでにあるわけですから研究をされた後という事でしょうから、研究成果の発表には手間がかからないのではないかと思います。
業者にも言い分は有るのかもしれませんが、せめぎ合いを避けているとしたらその姿勢・手順が詐欺的なのです。

・ 「電子エネルギー」が電磁気ならそれは「波動」では無く「電磁気力」であり、現在の科学では未知の「波動」という新発見の力であるなら世紀の大発見になると思います。布団を作ってる場合では無いと思います。

◆ 「波動」を謳い、曖昧な科学用語(風)の説明の時点で誠実な業者では無いと思います。以前はいくつかの大手有名企業も「健康ブーム」に乗って「波動」に手を出していましたが多くは手を引いたようです。実際に波動と呼べる物が有り、効果が確認できる物であるならマトモな手順で研究が進んでいるはずです。


「波動注意報」の「リンク」ページに学者さん達のホームページへのリンクがありますから、そこから辿っていただければよいと思います。

K2 2007/01/31 10:33 PM







明快なご返答、ありがとうございました。お客様に変なものは売れない。そう思って商売しておりますので、これだけのことを言っていただけると非常に助かります。是非、今後の参考にさせていただき、効果・効能に対して研究が出来るのであればしていきたいと考えてます。ところで、私は 長崎県在住ですが、最近は「波動の家」なるものも出来てきてます。「かい●んコーポレーション」という会社が例の「水からの伝言」をネタ元に勉強会を開き、工務店を教育している状況です。ちょっとぼったくってますね。

bonn 2007/02/01 11:24 AM







毎日新聞を読んで来ました。
「波動」・「マイナスイオン」等など、本当に困ったものが多いですね。
久保内さんのHPをお気に入りに入れさせてもらいました。これからチョクチョク寄せて頂きます。

頑張って下さい!!

ダッジ 2007/02/01 12:30 PM







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● bonnさん
こんばんは。
昨年の物理学会で「水からの伝言」の著者の方々による研究発表が行われました。
結果としては会場から「それは科学では無い。」と一笑されたということです。
彼らなりに誠実に科学的手順を踏もうとしたのかもしれませんし、物理学会で研究発表する事を「実績」とすることで商売に利用するためだけの行為だったという可能性も有るかもしれません。この物理学会での発表には審査がありませんから研究として認められたという話ではありません。「研究成果と称する物を発表しただけ」です。そして「科学的にあまりにもいい加減な内容で、科学者には研究としても認めてもらえず相手にされなかった」という結果です。
水からの伝言」を事業に 利用するとはそういう「程度」の事になります。

自分を含めて一般人には科学的に正しいのかどうか全然判らない事も多いと思います。
ディプロマミルというニセ学位や、怪しげな商品認定証で権威付けをする事もあります。
都合の良い効能ばかり謳った商品もたくさんあると思いますし、これから先もたくさん現れてくると思います。
なかなか難しい事ではありますが、十分お気をつけください。

K2 2007/02/01 9:09 PM







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ダッジさん
こんばんは。
更新の頻度は低いかもしれませんが時々のんびりと見ていただければと思います。

K2 2007/02/01 9:11 PM