「言葉の力」で日本が変わる

asahi.com「学習指導要領、「言葉の力」柱に 全面改訂へ文科省原案」

YOMIURI ONLINE「「国数理」小中で授業増」





数日前の記事だが、日本の子どもたちの学力低下が判明した措置として「ゆとり教育」方針を「言葉の力」方針に転換するそうだ。

文部省が近く、中央教育審議会の部会で原案を示すとのこと。



「言葉の力」ねぇ〜〜〜。

なにやら焦臭い匂いが。

教育の法則化を目指すインターネットランドに掲載されていた、波動関連書籍を参考にして作られた教育指導書にもよく「言葉の力」といった感じのタイトルがあった。



言葉(の波動)が物理的に肉体や精神に影響して時には病気にもなるから、「悪い言葉」は使わないようにしましょう、といった狂った話だ。

「悪い言葉」の代表例は「ばかやろう」、「良い言葉」の代表例は「ありがとう」。



誰かが犯罪を犯してる現場を見ても「ばかやろう!」などと言ってはいけないようである。

敵対的な相手に「ありがとう」と嫌みを言うのは良いことのようである。

上記のような例えは使われないが、状況や文脈ではなく、言葉単体に善し悪しが有り、定義自体が曖昧なので結局はどのようにも使えるというものだ。



「言葉の力」方針で言葉を学力形成の基盤とし、コミュニケーションの大事な手段と位置づける事は良いことだと思うが、日本全国に水の結晶(波動)の話を広げたのはインターネットランドを見た教師たちだ。

教師そのものが狂っているならますます「言葉の力」を利用するのではないだろうか。



理数科の時間を多く取り科学技術を土台とするようだが、受験のために語句を覚えさせることでは無く、論理的に物事を考えていく意味をしっかり教育して欲しい。



注意して動きを見ている必要がありそうだ。





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