「水は答えを知っている」
「「科学的」という名に値するいかなる理論も検証して誤りを論証することができなければならず、その考えの提唱者はどうすればそれが出来るかを述べなければならない。
新たな証拠や証拠の変化に応じた理論のある程度の洗練(誤魔化し?)は許容されなければならないが、新しい証拠に適合するようにいかようにも修正できる(したがって間違っている事を決して論証できない)ような理論は、どんなものであれ、科学の領域外にある --- たとえ、どれほど多くの見事な科学的用語で飾り立てていようとも。」
「トンデモ科学の見破りかた」 - あとがき - より抜粋
ロバート・アーリック Robert Ehrlich
(共訳 垂水雄二 阪本芳久)
難しい話も多かったけど、なかなか面白い本だった。
従来からの理論の紹介、新理論の提唱、解説、理論を裏付けるデータへの意識的な選択。提唱された理論への反証などなど内容こってりという感じで読み応えがあったなぁ。
(でも、中身より第一章とあとがきの方に興味をそそられる気がする。)
え?「水は答えを知っている」の話?
「〜と、考えることはできないでしょうか。」
「なのではないでしょうか。」
「かもしれません。」
「〜に、ちがいありません。」
誘導する本。